All-on-4とは

片顎に4本のインプラントを埋め込み、片顎の全ての歯を支える治療がオールオン4です。
基本的に、オールオン4の手術は1回で行うため、患者さんの精神的、肉体的負担を最小限に抑えます。

オールオン4は、手術当日に仮歯を装着します。そのため、手術をしたその日から食事が可能です。

食事の際のお悩み「しっかりと噛むことができない」「噛む時に、痛みを伴う」が改善されます。また、健康的で美しい歯が並び、笑顔にも自信が持てるようになることで、食事の時間が楽しくなります。
※安定するまでは、固いものを避けるなど食事制限があります。医師の指示に従って下さい。

まず、ご自身の歯を残したいという方にとって障壁になるのはオールオン4の手術では、片顎の歯を全て人工歯に入れ替えることになるということです。
そのため患者さんのお口の中に、天然歯が残っている場合には、「歯を抜く」必要があります。

現在のところ、国内でオールオン4に対応可能な歯科医院は少なく、すべての歯科医院で治療可能という訳ではありません。
またオールオン4は、治療の結果が、歯科医師やスタッフの技術・経験によって異なる場合があります。
なぜなら、オールオン4は次のような専門的な知識・経験が必要になる非常に高度な治療法であるからです。

• インプラント
• 口腔外科
• インプラント周囲炎（歯周病）
• 咬合
• 歯科麻酔
• 補綴

オールオン4の治療では、これらすべての専門分野において、高レベルで行う必要があります。
そこで当院では、各分野の専門家による「チーム医療」を行ない、各々のドクターが連携することにより、専門領域を超えた治療を実現しています。

 

オールオン4の手術を受けた後、外科手術に伴う一般的な症状として、痛みや腫れが出てくる場合があります。

症状を和らげる処置として、鎮痛剤や抗生物質の服用、患部の冷却などを行います。
※鎮痛剤や抗生物質の副作用として、強い眠気などが現れる場合があります。

また、手術による内出血が原因で、お顔にあざが生じることがあります。通常は、2週間程度であざは自然に消えていきます。

タバコには、ニコチンをはじめとするさまざまな有害物質が含まれています。これらの有害物質は、歯の毛細血管や、インプラント周囲組織に悪い影響を及ぼします。

喫煙は、抜歯した後の治癒を遅らせる恐れがあります。また、顎に埋入したインプラントを劣化させて、インプラントの寿命を縮める大きな要因となります。

オールオン4をはじめとするインプラント治療を受ける患者さんは、これを機に禁煙してみてはいかがでしょうか。

まずは問診を行ない、CT撮影と治療前後のシミュレーションを行います。
オールオン4が最適な治療であると判断した場合には、治療の方法、期間、治療にかかる費用などについて詳しく説明させていただきます。

当院では、お見積りまでは費用をいただいておりません。どんなことでも構いませんので、安心してご相談ください。

詳しく視診するために拡大鏡を使用して、お口の中の診察を行います。
また、レントゲンやCT画像の情報をもとに、顎骨の状態を確認させていただきます。

精密検査の結果をお伝えしたうえで、ご要望に沿う治療となるよう治療計画をご提案させていただきます。
治療計画は、患者さんに納得していただけるまで、丁寧にご説明させていただきます。
患者さんのご理解、ご同意をいただいた上で、オールオン4の治療へと進みます。

オールオン4の手術を行います。手術中は局所麻酔を行うので、治療中に痛みを感じることはありません。手術がどうしても苦手な方のためには、眠っている間に治療が終わる「睡眠無痛治療（静脈内鎮静法）」も可能ですのでご相談ください。
手術当日に、仮歯の装着まで行います。オペ当日に食事が可能です。

インプラント体と骨が結合したのを確認します。仮歯を差し替え、今後長く付き合うことになる人工歯にします。