親知らずは抜いた方がいい?
2017年07月8日
僕は風邪をひいても風邪薬を飲みません。
理由は風邪薬は風邪を治さないから。
風邪を治す薬を作るとノーベル賞もの
と言いますが風邪薬は鼻水を抑える、熱を抑える、節々の痛みを抑える等
風邪の症状をその場しのぎで過ごすための薬です。
むしろ薬を代謝することによる免疫力低下で治りが悪くなるかもしれません。
このように勘違いされていることは歯科でもあり、その一つとして
親知らずは抜かなければならない、、、、、わけじゃないこと。
親知らずも他の歯も「同じ歯」ですから、親知らずだから悪いわけではなく
一番奥の歯で磨きにくいから
虫歯になるリスク
歯周病になるリスク
が高いから抜きましょう、というのが従来の
親知らず=抜く
という意味なのです。
しかし、歯がダメになることのかなりな割合を占めるものとして
「噛む力」(咬合力)があります。
意外ですが元々の噛む力が強い方、習癖の食いしばりなどで歯が揺れたり、ダメになります
(厳密には咬合力+αですが今回は省略します)
咬合力は歯で支えているため、歯の本数が少なくなるほどに残った歯に負担がかかり、他の歯がダメになりやすいため
「咬合力を分散させる装置」として
親知らずを残した方が他の歯が守られることもある
ので親知らずだから抜かなきゃな、と考えている人は一度ご相談させていただけるとよいかなと思います。