保険治療で、銀歯を使わず白く治療できるか?
2020年02月6日
私はいつもはコンタクトレンズですが、かなりな近視なため、
家にいるときは虫眼鏡のようなメガネをかけています。
厚いフレーム、大きいメガネでカッコ悪いのですが
頑丈なため大学時代から壊れることなくずっと使用しています。
かっこよさと強度の両立。
これはなかなか難しく、歯科でもこの問題はあります。
保険の白い詰め物はレジン(プラスチック樹脂製)です。
レジンの良い点は
①その日に治療が完了する
光でその場で固めるのですぐに終わります
②白くて見た目が良い
③安い(1000円くらい)
です。
安く白くできるので全てこれでやりたいところですが、
レジンよりもインレー(保険だと銀歯)にした方が良い場所があります。
プラスチックの治療は欠点として
①場所により割れる
力が強くかかる部位や、歯質が少なくプラスチック範囲が多くなる場合、強度が足りずに割れてしまいます。
②場所により銀歯より虫歯になりやすい。
見ながら治療を行うので、物理的に見えない奥歯のキワはぴったり合わせるのが困難です。(段差ができ汚れがたまり、虫歯リスクが高い治療となってしまう)
当医院ではレジンで質が担保される部位はレジンで行い、保険治療でもなるべく白く治すように心がけています。
しかし、上記デメリットの理由から、レジンでしっかりした治療が難しい箇所はインレー(保険だと銀歯)で行います。
なお、インレーは保険外まで選択肢を広げると、銀歯でなく白い材料もございます。
気になる方はご相談ください。