痛くない治療とは
2018年01月26日
小学生の頃、虫歯があった僕が治療されるときに一番嫌だったもの。
それは削るときにある、キーンと「しみる」症状。
幼少期の記憶ですが、いつ痛みがくるかビクビクしながらやられる、あれが何より嫌でした。
虫歯治療の「しみる」痛み。
これは虫歯だから痛いのではなく、
神経に刺激がいくことで「しみる症状」が引き起こされます。
歯は大きく2層構造です。
表面がしみない「エナメル質」、中がしみやすい「象牙質」、という構造です。
顕微鏡で見た図ですが
①しみない構造の「エナメル質」
つるっとしていていかにも頑丈そうですね
②しみやすい構造の「象牙質」
無数の穴が空いていています
奥の神経まで刺激が行きやすそうですねー
しみないエナメル質の厚みは約0.1mm〜3mmくらい。
そのため、それ以上の深さを削ると治療中「しみる」可能性があります。
このような理由から、削って「しみる」場所は歯医者側で
ある程度の予測ができるますので、
当院では削ってしみる可能性のある虫歯の場合は麻酔をさせていただき、
治療を行なっています。
また、それ以外の処置においてもお痛みが出る可能性がある場合は
基本的に麻酔をさせていただき施術しておりますのでご安心ください。
ただ、患者様により「しみること以上に麻酔が嫌だ」という方も
いらっしゃるかと思います。
その際は教えていただければ
麻酔なしで行うことも可能です。